らくたび 京都の旅

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らくたび京都道中記
『 第9話  京の大晦日 と お正月 』 




  新年、明けまして
    おめでとうございます♪


 今年も 『 らくたび 』 をどうぞ、よろしくお願いします。 一同


 今回は、大晦日から正月にかけての京都をお届けしま〜す。


★★★ 12月31日 ( 大晦日 )〜 1月1日 ( 元旦 ) ★★★


 早いものです、今日は大晦日。 家の大掃除も、迎春の準備も ばっちり終えて、今日は毎年の恒例、知恩院 『 除夜の鐘 』 と 八坂神社 『 おけら詣り 』 に行ってきま〜す♪。


 ただ今、京阪四条駅。 時間は午後9時過ぎ。京都は昨夜の雪で洛北を中心に雪景色となりました。 今日も天気予報によると雪の可能性があり、深夜は冷え込みが厳しくなると思い、かなり厳重な防寒装備をしました。 さて、『 らくたび 』 メンバーが揃ったところで、知恩院に向って出発で〜す。 そろそろ八坂神社へ向う人が多くなってきています。 新年を迎える0時前には、ここ四条大橋から八坂神社までの道が歩行者天国になって、初詣の人でいっぱいになるんです。


祇園 白川 祇園 巽橋
祇園 白川 祇園 巽橋 ( たつみばし )
   < 地図 : 祇園・巽橋


 四条通から少し祗園の街中に入って、白川沿のお茶屋街を通って行きます。
実は、『 福玉 』 を持った祗園の舞妓さんがいないかな〜、と思いつつ通ったんですが、ちょっと時間が遅かったのもあって、会うことはできませんでした、残念〜。
 ※福玉については、< コラム : 祗園の年越し > を参照ください。


知恩院 新門 知恩院 三門
知恩院 新門 知恩院 三門
   < 地図 : 知恩院


 祗園の街並みを抜けて知恩院の新門をくぐると、遠くに大きな三門が見えてきました!やっぱりすごいですね〜、ここから見ても、迫力満点の知恩院三門です!
 ※知恩院については、前回の < 第8話 : 京の師走の風物詩 > も参照ください。


御影堂1 御影堂2
御影堂
 ( ※夜の撮影のため、人の残像が写っています。 ご容赦ください〜♪ )


 夜の知恩院・・・、し〜ん と静まりかえっています。 先ほど歩いて来た四条通や祗園の喧騒がウソのような、静寂です。 砂利を踏んで歩く音を残しながら、境内の奥、鐘楼へと向います。


知恩院 鐘楼1 知恩院 鐘楼2
鐘楼


 除夜の鐘・・・、その梵鐘の音を聴くことで、この一年に心の中に作った罪を懺悔 ( ざんげ ) し、煩悩 ( ぼんのう ) を除き、清らかな心になって新年を迎える、大切な行事です。


 鐘楼に到着したのは、午後9時40分過ぎ。 「 除夜の鐘 」 のための開門が 午後8時 とあって、すでに多くの人が鐘楼を幾重にも取り囲んで待っていました。 鐘が撞かれるのは、午後10時40分からの予定です。 あと1時間弱あります、この一年を振り返って心の懺悔をする、いい機会です、しばし沈黙・・・ と思いつつ、みんなで今年を振り返り、ワイワイしていました。


 さて、いよいよ知恩院の僧侶が鐘楼へと上がってきました。 除夜の鐘の始まりです。
知恩院の梵鐘は、重さ70t近くもあり、日本三大梵鐘の一つに数えられています。 その大きな梵鐘を囲むように僧侶が並び、「 南無阿弥陀仏 」 とお経を唱え、除夜の鐘の儀式が始まりました。 夜の厳しい底冷えの寒さで、僧侶の吐く息が白い湯気となって天に上り、まるで念仏から阿弥陀仏が生まれているようにも見えました。 心を清らかにして新年を迎えることができるよう、合掌をして 「 南無阿弥陀仏 」 を共に唱えました。


知恩院 除夜の鐘 知恩院 除夜の鐘


 知恩院の除夜の鐘は、まさに圧巻の一言です。 僧侶16人が子綱を一斉に引き、親綱を持った僧侶1人が後向きに飛んで鐘を撞くのです。 親綱の僧侶は1回毎に交代するので、人によって鐘の音が少しずつ違って聴こえるのも一興です。
 除夜の鐘を108回撞いて音を聴くことで、人間の煩悩108つを消し、清らかな心で新年を迎えることができるのです。


 知恩院の除夜の鐘は参拝する人が多いので、見た人から順に出口の方へ移動していきます。私達も10回ほど鐘の音を聴いて、知恩院を後にしました。
 次第に遠ざかる鐘の音は、あと1時間足らずで終わろうとしている2004年の去り行く足音にも聞こえました。


 続いて知恩院の隣りにある 八坂神社の 『 おけら詣り 』 に向いました。


八坂神社1 八坂神社2
八坂神社
   < 地図 : 八坂神社


   おもしろき 白朮詣の 人なだれ 
       火縄振り振り ゆけば楽しも 〜 吉井勇 〜


 京の年越しの風物詩 『 おけら詣り 』。


おけら火1 おけら火2
おけら火


 大晦日 ( から元旦 ) の夜、八坂神社に神火 「 おけら火 」 が焚かれ、人々は 「 吉兆縄 」 にその火を移し、消えないようにくるくると縄を回しながら家まで持って帰ります。 元旦の朝、その神火で雑煮を炊いて、一年の 無病息災を願うのが京の習わしなのです。 神火には 「 おけら ( 白朮 ) 」 という薬草が一緒に燃やされ、その少し刺激的な香りが厄除けとされてきました。 おけら詣りは一年最後の大切な行事なのです。


 時間は午後11時半をまわり、すでに境内には新年を待つ初詣の人出で大賑わいです。


 そしていよいよ年越しです!
 どこからともなく、「 5、4、3、2、1、0、新年明けましておめでとう〜♪ 」の声があがり、一斉に本殿に向ってお賽銭が飛んでいきました。2005年になりました〜♪


 今年は酉年です。 『 らくたび 』 も鳥のように大きく飛躍できるように、神様にお願いしました。ちなみに、八坂神社の一番の御利益は、厄除けなんですが・・・ね。


 しっかり吉兆縄におけら火を移し、消さないように家路につきました。今回は、あさがおさんの家にみんなでお邪魔して、おけら火でコンロを点火し、お湯を沸かしました。そのお湯で 「 大福茶 」 ( おぶくちゃ ) を煎れ、一年の無病息災を願いながら飲みました〜♪。 雪が降る寒い年越しだったので、冷え切った体に熱い大福茶がとってもありがたかったです。
 ※大福茶については、< コラム : 京の元旦「大福茶」 > を参照ください。


 こうして、新しい年を迎えました。


★★★ 1月3日 ( 初詣 ) ★★★


 今日は、きょうすけさんと八坂神社で待ち合わせして、13時から行われる「かるた始め」に行く予定です。実は、「かるた始め」を見るのは、今回が初めてなのです。


六波羅蜜寺 皇服茶
六波羅蜜寺 皇服茶
  < 地図 : 六波羅蜜寺


 その前に、ちょっと早めに家を出て、六波羅蜜寺へ行ってきました。
六波羅蜜寺では、正月三ガ日、一年の無病息災を願う 「 皇服茶 」 ( おうふくちゃ、一杯 300円 ) が参拝客にふるまわれます。
 「 皇服茶 」 ( おうふくちゃ ) は、元旦に天皇が人々の無病息災を願って茶を服したことから始まります。 大福茶 ( おぶくちゃ ) は、この「 皇服茶 」 ( おうふくちゃ ) が元なのです。
 中には 「 梅 」 と 「 昆布 」 が入っていて、ちょっと酸味のある味がします。 きゅっと心身が引き締められるような思いがしました。


八坂神社 西楼門 かるた始め
八坂神社 西楼門 かるた始め
   < 地図 : 八坂神社


 さて、いよいよ八坂神社の 「 かるた始め 」 へ。 六波羅蜜寺に寄ったので、時間ギリギリでした。 すでに能舞台前は多くの人で賑わい、後ろの方から見ることになりました。
 艶やかな平安装束を来た人々が能舞台に上がり、儀式が始まりました。
 舞台まで遠かったので、はっきりと見えなかったんですが、とにかく正月らしい、華やかな 「 かるた始め 」 でした。 ( 内容が薄くてすいません・・・。 )


平安神宮 大鳥居 平安神宮
平安神宮 大鳥居 平安神宮
   < 地図 : 平安神宮


 八坂神社を後にして、知恩院、青蓮院の前を通って、平安神宮まで初詣に行きました。さすがに京都の総社にあたる 「 平安神宮 」 です、初詣の参拝者でいっぱいでした。
 平安神宮は、平安京遷都1100年を記念して、明治28年に創建されました。 京都を都とした 最初の天皇 「 第50代 桓武天皇 」 と、最後の天皇 「 第121代 孝明天皇 」 の2柱を御祭神として祀り、京都273神社の総社となります。
 それだけに、御利益もたっぷり! しっかりとお願いをした後、きょうすけさんの妹さんが、この春に出産を控えているので、安産のお守りも買いました。


 大晦日から正月三ガ日、あっと言う間に終わってしまいました。
 もっとも京都らしい 「 しきたり 」 を 数多く見る事ができるのが 年末年始 です。
た〜っぷり堪能しました〜♪。




                                    05.01.06 記 : 涼


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