第15話 らくたびツアー 第4弾
『 東山の名刹をめぐるツアー 』
銀閣寺 〜 哲学の道 〜 法然院 〜 若王子 〜 南禅寺
2005.06.19 記 : あさがお
およそ 1200年前、第50代桓武天皇は京都を眺められ、「 山河襟帯 ( さんがきんたい : 山と川が帯や襟のように周りを囲んでいる ) 自ら城を成す 」 として、新しい都とすることを定められたそうです。 なかでも、三十六の峰々の山すそに数々の寺院が点在し、京都を訪れる多くの人々の心を惹きつけてやまない、東山。 今回は銀閣寺から哲学の道を南へたどりました。
和装にて登場
らくたろう
主役はなんといってもらくたろうさんでしょう (*^^)b いつもメンバーもびっくりの素敵な写真を提供してくれる彼ですが、先日来和服に興味を持ち始め、ついに今回、着物デビューです! しかも袴姿も堂にいって本格的、集合場所にくる途中も女子高生達に騒がれて、大変だったとか。 外国人の方にも 「 一緒に写真撮って 」 と言われてました ( 結構撮られるのも好きみたいですね )。 それにしても小町さん、あさがお ( 私は今回は着物ではなかったのですが )、敦梅さんときて、らくたろうさん。 着物愛好家の ” 輪 ” はどんどん広がっていってます。 もし、着物に興味があるけど、着方がわからないとか、着ていくところがないなあ・・・なんて思ってる方がいらしたら、ぜひ らくたびへおいでください♪
慈照寺 ( 銀閣寺 )
参道 「 銀閣寺垣 」
さて、銀閣寺道のバス停から、日本画家 ・ 橋本関雪の住居であった 『 白沙村荘 』 ( はくさそんそう ) の前を通って 『 銀閣寺 』 へ。 先日の 「 らくたび講座 」 で、ひととおり各お寺などの歴史に触れているので、( 多少は? ) 予備知識がある、という理想的な状態でツアーに臨めます。 きょうすけさんのガイドに先週の記憶をたどりつつ・・・ そう、今回の案内役はきょうすけさんです。 では、いつも先頭をゆく涼さんは? と思ったら、なんと別行動?! 8月16日の 「 五山の送り火 」 で有名な 『 大文字山 』 へひとりで登ってゆきました。 ( 巻末 「 副長がゆく! 」 参照 )
銀閣寺全景
銀閣
それはさておき、銀閣寺こと 『 慈照寺 』 は室町幕府八代・足利義政の建てた山荘がはじまりで、三代・義満の金閣とよく比較されますが、こちらはぐっと渋好みですね。 何度来ても、どれだけ拝観客がいても、銀閣寺垣でまっすぐに区切られた空間に一歩足を踏み入れると、背筋がしゃん、と伸びるような気がします。 中は現在、銀砂灘 ( ぎんしゃたん ) と向月台 ( こうげつだい ) と名づけられた盛り砂の間に、通路が設けられていて、通常とはちょっと違っていました。 東求堂 ( とうぐどう ) から茶の井までのほんの数段登っただけで広がる、意外なほどの展望のよさに、山ふもとにいるんだなあって実感します。
哲学の道
散策
そして、哲学者・西田幾多郎が思索にふけり歩いたという 『 哲学の道 』。 傍らを流れるのは 『 琵琶湖疏水 ( そすい ) 』。 桜の名所としても知られ、春の人出は思索どころではないこちらも、今は優しげな木漏れ日を浴びながらゆっくり散策することができます。 道沿いには繊細な盛り砂が美しい法然院、安楽寺、霊鑑寺・・・。
この辺りを 「 鹿ケ谷 」 ( ししがたに ) といいます。 鹿の住むような人里離れた山奥は、密談にぴったり。 大河ドラマ 「 義経 」 にも出てきました ” 鹿ケ谷の陰謀 ” ・・・ 都の人々の平家に対する不満が火種となってくすぶり始めたのがこちら。 ご存知のようにやがては炎は全国に広がり、諸国に散っていた源氏が立ち上がるわけです。
大文字山にはこちらからも道がつながっていて、一行はここで山から降りてきた涼さんと再び合流。 『 熊野若王子神社 』 で昼食をとることにしました。
菓匠 叶匠寿庵
和菓子
神社の手前に 『 叶 匠壽庵 』 ( かのう しょうじゅあん ) という、いい雰囲気の和菓子屋さんがありました。 こちらにはお茶室があって、お抹茶とお菓子を頂けるほか、予約をしておけばお食事もできるそうです。 私達は各自お弁当を持参していたので、食後にお抹茶もいいね、と言いながら通り過ぎました。 ( 結局みんな食べ過ぎて、行けませんでしたが ^^; )
さあ、何が出るか・・・
こづちさん、大吉!
腹ごなしに ( ? ) 前回ツアーに引き続き、みんなでおみくじを引きました。 半分以上が 「 大吉 」 だった前回に比べて、さて今回は・・・ なんと前回も大吉をひいた こづちさんが、またしても! しかも今回はひとりだけでした。 聞けば先日地元で引いたおみくじも大吉だったそうで、かなりの強運の持ち主ですね〜。
ところでおみくじって、謎が多いと思いませんか? 「 吉 」 と 「 末吉 」 と 「 小吉 」 の関係は? とか、引いた後は結んで神社に置いていくべきか、もって帰るべきか? とか。 そこのところを、なんと涼さんとらくたろうさんが宮司さんに聞いてきました!
やはり諸説あるようですが、こちらでは 大吉・中吉・小吉・末吉・吉・・・ の順番だそうです。 そして、私は良くないことが書いてあるおみくじを、「 悪運を置いてゆく 」 という意味で木に結んで帰るものと思っていたのですが、こちらでは大吉でも 「 これ以上良くならない 」 からと持って帰らない方も多いそうなんです。 これ京都ではよく言われる言葉、「 満つれば欠くる世のならい 」 ということでしょうか。 ということはここでの最高は 「 中吉 」 なのかな? こづちさんは出発する間際まで、持って帰ろうか結んでいこうかと悩んでいましたが、結局どうされたんでしょう?
哲学の道 と 琵琶湖疏水
熊野若王子神社
ここから道は疏水から離れてゆきます。 「 哲学の道 」 と呼ばれるのもここまで。
南禅寺 境内
記念撮影 パシャ!
途中で見つけた和雑貨のお店 『 手仕事雑貨 通りゃんせ ( とおりゃんせ ) 』 に、和服好きの3人がちょっと寄り道 ^^; 他の人たちには先に 『 永観堂 』 などに行ってもらい、かんざしなど見繕ってからのんびりと追いかけ、『 南禅寺 』 にて合流しました。 メールでやりとりしたんですが、「 南禅寺の方丈前で待ってます 」 なんて、( らくたびでは普通の文面なんですが ) 考えようによってはロマンチックにもサスペンスにもなりますね・・・。 三門でらくたろうさん・敦梅さんをメインに写真撮影。 その模様は、近日HP上で公開すると思いますので、お楽しみに!
無鄰菴
お抹茶をいただきました
最後に明治大正の政治家・山県有朋の別邸であった 『 無鄰菴 』 ( むりんあん ) へ。 和風の母屋に洋風の離れ、異なる雰囲気の2棟の建物の前には、疏水の水を引き入れた庭園が広がります。 それほど広い敷地でもないのに、木立からのぞく東山が奥行きを感じさせ、ゆったりとした気分になれるのです。 お庭を眺めながら、念願のお抹茶を頂きました。 お菓子は 「 真盛豆 」 ( しんぜいまめ )。 黒豆を州浜 ( すはま : 大豆粉に飴蜜を練り合わせた生地 ) でくるんで青海苔をまぶしたもので、ちょっとおもしろい風味で美味しかったです。 いずれ 「 らくたび講座 」 の和菓子タイムでもお出しするかも♪
お抹茶 と 真盛豆
熊野若王子神社にて
東山に沿って北半分を歩いた今回。 次回は南半分、八坂神社から清水寺という、京都でも特に人気のあるコースです。 そして、いよいよ 「 てびねり体験 」 も! 私もすごく楽しみにしています。 人数が多いツアーは自由がきかないし、時間的にも窮屈なのが難点。 とはいえ、ひとつのお寺を見るとき、時代背景やちょっとした知識があるとないとでは、見方も全然違うはずです。 らくたびは、これからも京都の魅力をあますことなく味わえる “ 旅 ” をプロデュースしていきたいと思っています。
ぜひ、お気軽にご参加ください (*^‐^*)
番外編 『 副長が行く! − 大文字山 − 』
( 記 : 涼 )
さて、今回は局長にツアーガイドをお任せして、らくたび副長こと 「 涼 」 は、京の夏の風物詩 『 五山送り火 』 の 「 大 」 が灯される 『 大文字山 』 へ登ってきました。
緩やかな登山道
最後の難所
銀閣寺の北側の細い通りをしばらく進むと大文字山への登山口があり、ここからスタートです。 最初は緩やかな登山道が続きますがが、次第に木の根が張り出した山道となり、最後は急な石段となっています。日頃の運動不足のため息が途切れました ・・・ ( 汗 )。
絶景かな! ( 上賀茂方面 )
「 大 」 の一番上の火床
さあ、いよいよ 「 大 」 の火床 ( ひどこ : 送り火の松明を燃やす場所 ) に到着、これは絶景! 京都を囲む連山、盆地の町並み、緑の京都御苑、川が合流する糺の森、そして左大文字、妙、法、舟形など、他の五山送り火の山々まで見渡せます! 汗を流しながら頑張って登った甲斐がありました。
「 大 」 中央の火床
「 大 」 右のはらい
天気が良い日曜日ということで、子供と一緒の家族連れが多く見られました。 ぜひ、皆さんも機会を見つけて、大文字山から京都盆地を一望してみてください。
京都御所から見る 「 大 」
8月16日 五山送り火 「 大 」
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