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らくたび京都開催レポート
 〜 9/23(日) 千代の古道散策と大覚寺・中秋の名月鑑賞 〜
 
 嵐電の「鳴滝駅」という今までで最も小さな駅にて集合しました。今にも雨が降り出しそうな空模様の中、出発です。あたりは閑静な住宅街。少しくだっていくと、宮内庁管轄のお墓の入口に到着。参拝者以外立ち入り禁止の看板の横を抜けて入っていくと、鬱蒼とした木々が生い茂り、大きな池に囲まれた文徳天皇陵がありました。

 あまり聞かない名前ですが、清和天皇の父といいますから平安時代中頃の天皇です。悲運で知られる惟喬親王が第一皇子ということで藤原氏の勃興してきた時代の天皇ですね。しかしこんな閑静な住宅街に巨大な天皇陵があろうとは。知られざる京都をまた一つ発見しました。

 さらに西へ進むと造園をされている庭師さんたちの家々が続きます。そして交差点に出たところで本日のお目当ての「千代の古道」の石碑が登場。ここには
       嵯峨の山 御幸(みゆき)絶えにし芹川の 
                  千代の古道あとはありけり

と在原行平(在原業平の兄)が詠んだと記されています。もはや平安中期には古道となっていたということでしょうか。ここから千代の古道に沿って大覚寺へと向かいます。歩き始めるとすぐに雨が強く降って来ましたが、幸運にもバス停と車庫があり、雨宿りができました。

やがて雨は止み、「さざれ石山」の横を通って、桜守として知られる佐野藤右衛門さんが育てる桜を見ながら、観月の名所「広沢の池」へ到着。このころは西日がうっすらとさし、なんとも神々しい風景が目前に広がりました。


広沢の池の向こうに美しくそびえる山は遍照寺山といって神南備(かんなび)山と呼ばれています。「なび」というのは隠れるという意味があるそうで、神が隠れる、つまり神様がいる山ということです。たしかに神々しいまでの美しさ。ちなみに山の名前ともなった遍照寺はちゃんと広沢の池から南に200mほど下がったところに今もあります。

さてここからが千代の古道がますます往時の雰囲気を偲ばせます。今は田んぼのあぜ道のようになっていますが、あきらかに嵯峨御所であった大覚寺に向かって伸びています。途中、下馬野(げばの)を通過。なるほど、ここで都からやってきた貴族達が馬を下りたというわけですね。リアルに地名に残っているのがまたすごい。

あたりは夕闇につつまれて、ほんとうにタイムスリップした雰囲気です。ここで月がでていれば完璧なのでしょうが・・・、残念ながら分厚い雲に覆われているようです。大覚寺からはいっそう雰囲気をかきたてるかのように管弦楽の音色が流れてきます。

そうしてついに大覚寺に到着、夜間拝観時は大沢の池のところから入ることができます。ライトアップされた建物の美しさは寺院というよりまさに離宮。大沢の池に浮かぶ船のチケットは夕方発売するや、早々に売り切れたとか。大覚寺の宸殿の手前で説明を聞いて、解散となりました。
大沢の池の周囲を散策すると多宝塔がある手前では夜店がでていてお祭りムードとなっており、みなさん思い思いに、ゆっくりとくつろいで夜の嵯峨野を満喫されていました。
月は最後まで残念ながら出ませんでしたが、天気も回復し、いい雰囲気の中で雅な時間を過ごすことができました。

(記:山村)


多数のご参加をいただき、ありがとうございました。お疲れ様でした!
 

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