満開の桜を左右に見ながら、最初のチェックポイントの半木(なからぎ)神社に着きました。この神社は、北西にある上賀茂神社の末社で、祭神は天太玉命(あめのふとだまのみこと)です。この付近の土地の歴史は非常に古く、奈良時代頃から絹織物の生産が盛んであり、養蚕や織物の神様として厚く信仰されてきました。
“半木(なからぎ)”と言うちょっと変わった名前ですが、その昔、上流に有った神社が洪水で流されて、その流木で作られたので、流木(ながれぎ)が転じて半木に成ったとも言われてます。又、半木神社の在る辺りは、「半木の森」と呼ばれ、下鴨神社の糺(ただす)の森と同様、山城平野の昔の植生が今に残っている貴重な場所だそうです。あまり綺麗でない為か、余計に歴史の重さを感じさせる風格の神社でした。ところで、半木(なからぎ)の森と言い、糺(ただす)の森と言い、地名(言葉)に何か風格というか重みを感じるのは私だけでしょうか? 簡単には読めない漢字である事も、理由の一つでしょうが、地名の裏に、昔の歴史が語られているという点が風格とか重みに繋がってきている様に思います。 ここで1時間の自由時間となりました。園内の桜やチューリップ等の春の花を楽しんだ後、植物園の西側(賀茂川の東岸)の半木の道に咲き誇る”紅枝垂れ桜”を堪能しました。 この紅枝垂桜は約30年前に京都鴨川ライオンズクラブの手によって植樹されました。30年前と言うと、つい最近の様に感じられますが、逆に、こんな素敵な桜の名所を創造出来る時間でもある訳ですね。 植物園の南口に再集合して、半木の道を下って行くのが当初の予定でしたが、参加者の方から提案があり、半木の道を、ちょっと上がった場所の紅枝垂れ桜の前で全員の集合写真を撮る事になりました。やはり皆さんも紅枝垂れ桜の美しさが脳裏に焼き付いていた様です。
今度は目の前が満開の桜並木の高野川で、また比叡山も青く輝いてます。高野川沿いを下って下鴨神社まで行くのですが、途中、後方に大文字の送り火の”法”の火床が、はっきりと見える素晴らしい場所がありました。