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らくたび京都開催レポート
 〜2008年 4/6(日) 洛北の桜スペシャル 〜
 
 今日(4月6日)の“京都さんぽ”は、「洛北の桜スペシャル」と題して、隠れた桜の名所スポットを巡る花見ツアーです。寒い冬が長く続き、梅の開花は平年より随分遅れた京都でしたので、桜の開花日が気になっていたのですが、今日はソメイヨシノが満開の日にドンピシャと重なりました。集合場所である地下鉄「北山駅」の出口に集まった参加者の皆さんの表情からも、快晴のもとでの花見に対する昂揚した雰囲気が感じられます。午後1時半、総勢41名で出発です。
  先ずは、目の前にある府立植物園に入って行きます。京都の寺社仏閣の拝観料と比べると200円という入園料が新鮮で(?)、いいですね。尚、60歳以上の方は無料だそうです。この植物園は大正13年の開園で、公立としては日本最古の植物園です。園内では70種類500本の桜を愛でることができるそうです。すごい種類の数の桜があるのですね。花見客も大勢来られてます。健康家族が沢山来られている様な、そんなアットホームな感じです。

満開の桜を左右に見ながら、最初のチェックポイントの半木(なからぎ)神社に着きました。この神社は、北西にある上賀茂神社の末社で、祭神は天太玉命(あめのふとだまのみこと)です。この付近の土地の歴史は非常に古く、奈良時代頃から絹織物の生産が盛んであり、養蚕や織物の神様として厚く信仰されてきました。

“半木(なからぎ)”と言うちょっと変わった名前ですが、その昔、上流に有った神社が洪水で流されて、その流木で作られたので、流木(ながれぎ)が転じて半木に成ったとも言われてます。又、半木神社の在る辺りは、「半木の森」と呼ばれ、下鴨神社の糺(ただす)の森と同様、山城平野の昔の植生が今に残っている貴重な場所だそうです。あまり綺麗でない為か、余計に歴史の重さを感じさせる風格の神社でした。ところで、半木(なからぎ)の森と言い、糺(ただす)の森と言い、地名(言葉)に何か風格というか重みを感じるのは私だけでしょうか? 簡単には読めない漢字である事も、理由の一つでしょうが、地名の裏に、昔の歴史が語られているという点が風格とか重みに繋がってきている様に思います。

 ここで1時間の自由時間となりました。園内の桜やチューリップ等の春の花を楽しんだ後、植物園の西側(賀茂川の東岸)の半木の道に咲き誇る”紅枝垂れ桜”を堪能しました。
 
 この紅枝垂桜は約30年前に京都鴨川ライオンズクラブの手によって植樹されました。30年前と言うと、つい最近の様に感じられますが、逆に、こんな素敵な桜の名所を創造出来る時間でもある訳ですね。 植物園の南口に再集合して、半木の道を下って行くのが当初の予定でしたが、参加者の方から提案があり、半木の道を、ちょっと上がった場所の紅枝垂れ桜の前で全員の集合写真を撮る事になりました。やはり皆さんも紅枝垂れ桜の美しさが脳裏に焼き付いていた様です。

 半木の道を下って、北大路通を左折し300m位行って左前方(東北の向き)に入って行くと、松ヶ崎疏水分線の“桜並木”の始まりです。ここの桜も満開でしたが、ここには観光客は殆ど来てませんでした。地元の人が楽しむ“隠れ花見スポット”の感じです。しばらく歩くと松ヶ崎浄水場です。ここで桜並木は終わりですが……

 今度は目の前が満開の桜並木の高野川で、また比叡山も青く輝いてます。高野川沿いを下って下鴨神社まで行くのですが、途中、後方に大文字の送り火の”法”の火床が、はっきりと見える素晴らしい場所がありました。  

最後の目的地の下鴨神社に到着です。らくたびさんのツアーですから、花見だけでは終わりません。下鴨神社の歴史や、本殿は21年毎の式年遷宮で古代より脈々と修復再建されてきており、昔からの姿を今も見る事ができる事などの説明が有り、ここで仮解散となりました。
  最後に、時間の都合がつく方々で、下鴨神社の摂社で玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀る河合神社に寄りました。「方丈記」を書いた鴨長明は、この河合神社の神職の子供として生まれましたが、念願叶わず、神職にはなれませんでした。が、その結果でしょうか?後世に
残る有名な「方丈記」を記したのでした。境内には一丈四方の庵が再現されており、この移動式組立式の住まいで各地を転々とし、この庵で書いた事から「方丈記」という名前になったという事です。
 帰宅途中に北山を望むと、遠くの山と近くの山の重なりがはっきりと見え、とても美しく感じました。山紫水明とはこのような景色の事を言うのでしょうか?今日は結構歩いたと思い、家に帰ってからパソコン上の地図で距離を測ったら、約7kmも歩いた様です。結構疲れましたが(年のせい?)、素晴らしい桜を十分堪能できた“京都さんぽ”でした。らくたびの皆さん、有難うございました。
執筆&写真: らくたび会員 坂田肇 様
 

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