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らくたび京都開催レポート
 〜2008年 2/3(日) 須賀神社「懸想文」と吉田神社節分祭 〜
 
 2008年2月3日(日)13時 「須賀神社の懸想文と吉田神社の節分祭」ツアーは熊野神社を出発しました。熊野神社から金戒光明寺へ続く春日北通りは、普段はとても静かな道ですが、この日はお飾りに明かりが灯り、お茶やお菓子も振舞われ、とっても賑やかです。
 まず始めに聖護院にて、お寺の歴史などの説明を聞いた後、10分間の自由見学となりました。すると、ちょうどその時間帯に本殿で豆まきが始まるではありませんか。なんとラッキーな私達!!参加者の方の中には、見事福豆をキャッチされた方もいらっしゃいました。

 続いてお向かいの須賀神社へ。ここでこの日一番の目的(だったのは私だけ?)である懸想文(けそうぶみ)を購入しました。

さて、この懸想文、あまり聞きなれない言葉ですので、ここで簡単に説明致しますと、、、懸想文とは、江戸時代、京の街で買い求められた“願いを叶えるお守り”です。懸想文を人知れず箪笥の引出しに入れておくと、姿が美しくなり、着物が増え、良縁に恵まれると言われ、多くの女性が買い求めていたとか。いつの時代も女心って変わらないんですねぇ。

ちなみに「懸想文売り」は貴族のアルバイトだった為、独特の出立ちに顔には覆面。でもそんな姿が、カメラを手にした女性陣に大人気で、「懸想文屋さ〜ん、こっち向いて〜」とモテモテ状態でした(覆面の下は満面の笑顔だったんでしょうね)。この優美な風習は明治に一旦途絶えてしまうのですが、近年になって須賀神社で再開されました。尚、この懸想文に関する問題は第4回京都検定2級の問題に出題されましたが、検定本には載っていないので、実際に見ていないと難しいですよね。今後はこの様な問題が増えていく様に思います(汗)


  さて続いては、金戒光明寺(通称:黒谷さん)へ。ここは法然上人が比叡山の黒谷を降り、草庵を結んだことに始まります。幕末には会津藩の本陣となり、新選組の隊士達も訪れた場所です。さらに時代をさかのぼれば、平家物語に登場する熊谷次郎直実が出家をした時に、武士の象徴である鎧を脱いで松に掛けたというエピソードが残るお寺でもあります。その松の前で(現在の松は2代目です)山村先生より、平家物語の一の谷のシーンを熱〜く、熱〜くお話頂きました。この一の谷のお話は、講座でも何度か聞いていますが、実際にゆかりのある場所で聞くと、教室とは違った臨場感がありました。また、平家物語と新選組、同じお寺で全く時代の異なる出来事が交錯するところに、改めて京都の歴史の奥深さを感じながら、金戒光明寺を後にしました。

その後、真如堂を抜け、宗忠神社へと向かいましたが、この金戒光明寺〜宗忠神社ルートは、4月になると桜色に染まるすてきな散歩道へと変わるそうです。街中に比べるとまだまだ“穴場”ということですので、春にもう一度訪れてみたいものです。


 そして一行は本日の最終目的地である吉田神社へ到着しました。吉田神社の節分祭は、室町時代からの信仰と伝統を誇る大行事で、期間中は全国からの参拝客で賑わいます。出店もたくさん並んで、おいしい誘惑がいっぱいですが、まずは斎場所大元宮にお参りです。ここには全国の式内神3132柱がお奉りされており、ここをお参りすれば、全国の神社にお参りしたのと同じご利益があるんだとか。さりげなく言っていますけど、すごいことですよね。皆さんがご出身地の神様を探して、お参りをされる姿が印象的でした。

 その後、節分祭名物(?)「抽選券付の福豆」を購入。境内の一角には協賛企業から提供された景品がズラリと並び、「旅行行きたい!」「お食事券がいい〜」と夢はどんどん膨らみます。夜には「火炉祭」も行われ、お祭りはまだまだ続きますが、ツアーはここで終了、後は自由見学となりました。

 この日は終始小雨が降る寒い一日でしたが、梅の蕾に小さな春の訪れを見つけ、参加者の皆さんとのお喋りの花は満開(?)の楽しいツアーとなりました。

 節分と言えば、子供の頃は「豆まきの日」として、大切な日だったはずなのですが、いつの頃からか、「巻き寿司を食べる日」となり、最近は年中行事の中でもあまり気に留めることがありませんでした。しかし、今年はいにしえより伝えられてきた伝統行事を実際に見て歩き、移りゆく季節の趣を感じながら、新しい1年のスタートを切ることが出来たと思います。

 この1年が、節分ツアーに参加された皆さんに、そして、残念ながら参加できなかった皆さんにとっても、たくさんの「福」がある良い年となりますように。来年の節分が今から楽しみです!(吉田神社の福引きが当たった方がいらっしゃいましたら、らくたびにご連絡下さいね〜!) 
 
 
記:らくたび会員 森 様
 

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